やじうまミニレビュー

袋がキュッとしまって楽しい! 真空保存できる「クリッカ」

やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです
大作商事「クリッカ」

 誰でも一度は「開けたら閉めてって言ってるでしょ!」と怒られた経験があると思う。かくいう筆者はドアやフタなどあらゆるものを開けっぱなしにしてしまうことが多く、いつも怒られてばかりいる。

 ドアならまだしも、パンやポテトチップスの袋を開けっぱなしにすると、湿気ってマズ~イことになる。気をつければ万事解決する話だと思うが、このクセが治らない人は何度言っても治らないのだ。

 周りにそんな人がいたら、是非プレゼントしてほしい便利グッズがある。その名も、袋の空気を抜いて簡単に真空保存できる「クリッカ」。筆者は「クリッカ」のおかげで、どんな袋も真空パック化したくなる魔法にかけられてしまったようだ。

メーカー名大作商事
製品名クリッカ
購入場所Amazon.co.jp
購入価格2,018円

 クリッカは、空気が逆流しないバルブで、専用ポンプをとりつけて袋の空気を抜くと真空パック化するというもの。クリッカ×4、専用クリップ×4、専用ポンプがセットとなっている。

左から、専用ポンプ、クリップ、バルブ部のクリッカ。クリッカはオレンジのほかにグリーンを同梱
真ん中の部分が弁になっていて、空気が逆流しないしくみ

 使い方は3ステップ。

 クリッカを2つに分け、袋の内側・外側から挟み込むようにしてカチッと固定。空気が入らないようにクリップを装着したら、クリッカの上に専用ポンプを付けて空気を抜く。

 たったのこれだけで、たちまち真空パック化するのだ。

クリッカを2つに分け、袋の内側・外側から挟み込むようにしてカチッと固定
空気が入らないようにクリップを装着
ポンプで空気を抜く

真空のメリットだけじゃない! 楽しく使えるクリッカ

 ポップコーンや大豆の袋などにクリッカを使ってみて、感じたメリットは主に3つ。「専用の袋がいらない、スペースを節約できる、楽しい!」ということだ。

 今までは、「真空パック=敷居が高い」と思っていた。便利なのは分かるが、ふとん圧縮袋も専用袋が必要だったり……なんだか面倒くさそうな雰囲気。しかし、クリッカは専用の袋がいらないので、袋を移し替える必要がない。ポップコーンのカスが散らばったり、大豆も水煮なので汁が漏れたりすることもないのだ。

 スペースの節約ができるのも嬉しいポイント。箱型の保存容器はもちろん便利だが、残念ながら「かさばる」という難点がある。真空パックの省スペース性もさることながら、クリッカ本体の小ささも素晴らしいと感じた。

ポップコーンの袋で試す。袋がキュっと締まった
なぜか手元にあった「大豆」で試してみた。袋を移し替える必要がないので水分が漏れたりしない

 オススメする理由は数あれど、クリッカを試して一番思ったことは、とにかく楽しいということだ。

 袋がキュっと引き締まっていく様子は、見ていて大変気持ちが良い。タプンタプンの身体がシェイプアップしていくのをテレビで見るとなんだか嬉しくなるのと同じ感じだ。

 お菓子の袋にクリッカを取り付けるときは、袋をパワーアップさせているような気分。いつもの袋だと開けっぱなしで放置してしまうのに対し、クリッカを付けた状態だと「空気抜かなきゃ!」「空気抜きたい!」といった衝動にかられる。

 真空パック化を楽しんでいたら、いつのまにやら袋を開けっ放しにする悪いクセも治ってしまった。そんな効果もあったので、ぜひ試してみていただきたい。

悲しいのは力を結構使うこと……

写真のように片手でシュッポシュッポとはいかない

 しかし、最後に悲しいお知らせをひとつだけ。クリッカを使うには、なにかと腕力が必要だ。クリッカおよび専用クリップの装着には力がいるし、真空化させるためには力を入れてポンプを引かなくてはならない。そんなワケで、力に自信がない人にはあまりオススメできないのだ。

 とはいえ、力がいるほどしっかりした造りである分だけ、本来の目的である「食品を長持ちさせる」効果も期待できる。

 ちなみに、クリッカと専用クリップを2個ずつ追加で買うことも可能だ。お値段は900円。コレがもう少しだけ安ければ、魅力が倍増するのにな~と思う次第である。

ゆるかしこい

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